ゆとり世代とさとり世代
「ゆとり世代」も「さとり世代」と同じく2002年度学習指導要領によるゆとり教育を受けてきたところに共通点があります。
就職浪人や就職留年、非正規雇用、フリーターの経験者も少なからず存在する「ゆとり世代」
閉塞感の中で、夢を持っても仕方ない、人生の目標を持つ意味がわからなくなった、などの空しさを自覚しています。
「さとり世代は」は「ゆとり世代」から分派したかたちで、さらに達観した眼を持ち、鬱になるわけでもなく、淡々と自分の生活を見直しています。
車やファッションなど、企業が仕掛けたトレンドなどに踊らされず無駄なものを買わない、健康を害するジャンクフードなどの食べものには手を出したくない、将来、結婚するか、子どもを持つかもわからないけれど、健康を脅かす放射能問題の解決のつかない原発には反対したい、など…。
ある意味では、成熟した社会の落とし子といえます。
この国の将来は自分たちが創る、といった覇気は感じません、いずれ「さとり世代」が社会の中堅層となったとき、どのように時代をけん引するのか、楽しみではあります。
⇒若者の車離れについて