さとり世代と草食系男子
「草食系男子」の定義は、マスコミによってさまざまに使われてきました。
一般的なのは、主に恋愛に関しての使われ方。
若い男性と言う点は同じでも、女の子にもてるために懸命になる人びととはまったく異なり、恋愛に対しては恬淡としていて、“自分から相手を口説かない““相手を傷つけたくないし、自分も傷つきたくない”“ふられたら、諦める”という、やや消極的な考え方が原点となっています。
相手がいやというなら無理強いはしない、というところは、“結果のわかっていることには手を出さない”という「さとり世代」と共通点があります。
恋愛とは別に、仕事場においては残業を断るなど出世願望がそれほど強くない点や、争いが嫌いな点、自分が価値を見いだせないものからはあっさりと引いてしまうことも「草食系」と「さとり世代」は共通しているのではないでしょうか。
社会的には流行っていても、自分で無駄と考えた消費を慎み、流行や踊らされない達観した考え方には、かなり共通するものを感じます。
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